議員時代に選挙区内の自治体に寄付をしたことが違法だとして告発された自民党の元衆院議員・山口泰明氏(75)をさいたま地検が不起訴としたことについて、さいたま第一検察審査会が不起訴不当の議決をしたことがわかった。告発をした市民団体が明らかにした。議決は昨年12月20日付。
公職選挙法は、選挙の候補者や候補予定者が役職員を務める会社が、候補者の名前を類推できるような方法で選挙区内で寄付することを禁止している。
山口氏は2021年7月に衆院議員の引退を表明した後、同9月に坂戸ガスの代表取締役として選挙区内にある埼玉県坂戸市などに寄付。同10月の衆院選では、息子の晋氏が立候補して初当選した。この時の寄付が、公選法違反にあたるとして告発されていた。
検察審査会の議決では、寄付…
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